サッカー・技術諮問委員会は元ポルトガル代表MFのルイス・フィーゴ氏や元アーセナルのアーセン・ベンゲル監督らで構成され、日本からは宮本恒靖氏と宮間あや氏が今回からメンバーに加わった。来年2月の年次総会でIFABが承認する新競技規則について、選手や監督の現場目線から提言を行う役割を担っている。
今回の会議では今夏から適用されているGK8秒ルールのフィードバックが行われ、世界的に成功していることが共有されたという。その上でサッカー・技術諮問委員会では、試合のテンポを保つためにスローインとゴールキックでも時間制限を設定できないか話し合いが行われたようだ。もっとも競技規則に詳しいデール・ジョンソン記者は『BBC』で「現時点では議論の余地がある」と伝えており、検討の初期段階にあるものとみられる。
その一方、VARの介入対象範囲を広げることについて同委員会は支持したという。具体的には「得点、PK、一発退場、人間違いのカード提示」の4事象が対象となっている中、「2枚目の警告による誤った退場」を追加する方向で動いている模様。デール記者は過去2シーズンのプレミアリーグにおいて、17選手が誤った判定で2枚目の警告による退場になったことが独立委員会で判断されたと伝えている。
もっともすでに警告された選手がファウルを行ったもののノーカードにとどまった場合など「2枚目の警告で退場とすべきだった」事象については、VARチェックを行う事象が大幅に増えることから介入対象には加えない見込みだと報じられている。
そのほか、重大な判定時などで主審の取り囲みを防ぐ「キャプテンオンリー」について、現在は競技会の判断で適用するか判断できるが、同委員会は必須のルールとすることを推奨した。
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Source: サカラボ | サッカーまとめ速報
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